役職定義書・店舗運営マネージャー(経営層候補)

この文書は何か:店舗運営マネージャー という役職の 内部用・完全定義。この役職が何者か・何をするか・どんな能力と特質を求めるか・成長パスは何かを記述する。

v5 での核心変更:従来の「経営者・将軍(即戦力 COO)」型から「経営層候補(3 年で COO に成長する人)」型へ。理由は会社規模(4 店舗・30 億)・配下空席状況・小寺との分業現実性。

関連文書


1・定位

一行で

VIVAIA Japan の店舗運営を、3 年で経営者として動かせるようになる方。 入社時は店舗運営の 実行責任者、3 年で 店舗事業の経営者へ。

詳細

店舗運営マネージャー は「店舗運営を勝たせるための実行・進化責任者」。 全店舗の KPI・OS・SOP・配下 5 役職のオーナーであり、MD(商品)・BD(新店)・MKT(施策)・人事 の 資源を店舗視点で統合する役割を担う。

ただし、入社時点では経営判断の最終決定権は持たない。最初の 1 年は小寺(リテール総括)と並走し、店舗運営の実行責任を全うしながら、経営判断の感覚を吸収していく。2-3 年かけて、店舗事業の経営者として独立する。

MD・BD・MKT と 並列構造(互いに代替不可)── ただし「経営判断の最終決定者」になるのは段階的:

ステージ期間最終決定者
Year 1入社〜12 ヶ月小寺(店舗運営マネージャー は提案・実行・1 次裁定)
Year 212-24 ヶ月小寺 + 店舗運営マネージャー(共同・領域別委譲)
Year 324-36 ヶ月店舗運営マネージャー(独立決定者・経営層入り)

→ 「より高級な区経」ではない。 → 「実店舗事業全体の責任者」でもない(それは小寺=リテール総括)。 → 店舗運営という機能を、3 年かけて経営者の視点で動かせるようになる役職


2・業務領域・守と攻

店舗運営マネージャー の業務は 守と攻 の二層で構成される。Year 1 から両方担う(経営判断は 小寺 と並走)。

守・日常運営(基本盤)

店舗を毎日回す 責任。Year 1 から独立で担う。

  • 全店舗の OS・KPI・SOP のオーナー
  • 配下 5 役職(東京 AM・大阪 AM・福岡 AM・開業 PJ 推進・育成 manager)を運用
  • 店舗運営会議の主催
  • 店舗の日常運営を回す
  • 個店問題の一次裁定

攻・店舗の進化(核心)

横向資源を統合し、店舗を進化させる 責任。Year 1 から攻め始める、ただし 最終決定権は段階的に移る

何を統合するかYear 1 の役割Year 3 の役割
MD の商品戦略店舗視点で配分案を提案・小寺と最終調整独立で最終調整
MKT の施策店舗で機能するか提案・小寺と承認独立で承認
BD の新店・委託・POP-UP既存店経験を新店に翻訳・小寺と統括運営側統括独立
人事の採用・育成体系業務側案を提案・人事+小寺と共同業務側戦略主管
評価制度線下評価部分を提案線下評価独立設計

→ Year 1 から 「店舗視点の代表者」として横向協働の場に出る。経営判断の最終決定は小寺が担う。 → Year 2-3 で 領域別に最終決定権が移る

これに加え、店舗運営マネージャー 自身も Year 1 から店舗プロジェクトを立ち上げて全店に展開させる

  • 接客 SOP 改訂・全店浸透
  • VMD 大改装
  • 新人 onboarding 体系の刷新
  • 店舗 NPS 改善
  • 育成プログラムの進化 等

「守って攻める実行責任者」→「店舗事業の経営者」へ 3 年で進化


3・核心業務(時間配分・Year 1 ベース)

#業務比重内容
A攻・店舗の進化(実行主管)40%店舗プロジェクトの立ち上げと全店展開・横向資源の店舗視点統合(最終決定は小寺と並走)・VJP 週会で決定された改革を店舗まで落とし込む
B守・日常運営の総指揮30%全店 KPI 体系の運用・配下 5 役職の運用(うち 3 役職は自分で採用)・週次「店舗運営会議」の主催・個店問題の一次裁定
COS・制度・評価の設計(業務側)10%採用基準・育成体系・SOP・新店フォーマット・研修体系・評価体系の 業務側からの提案。骨格は小寺・人事と共同決定
D横向協働・経営参与(店舗側代表)15%小寺・Sini・人事総括との週次同期・VJP 週会への参加(店舗側代表として)・MD・BD・MKT との並列協働・本社週会同席(学習)
E緊急対応・裁定5%個店問題の一次裁定・5 条原則照合・重大は小寺へエスカ

→ Year 1 は 「実行と進化に集中、設計は提案レベル」。 → Year 3 では A=35%・B=25%・C=20%・D=15%・E=5% へ移行(経営者完成時の配分)。


4・上下游・役職連携

              小寺(リテール総括 + BD総括 兼任)
                    ↓
            店舗運営マネージャー(本職位)
                    ↓
   ┌────────┬────────┬────────┬────────────┐
東京 AM  大阪 AM  福岡 AM  開業 PJ 推進  育成 manager

横向協働(平級・Year 1 は店舗側代表として参加):
- MD(唐・LUO)   — 商品戦略・配分(Year 1: 小寺と並走 → Year 3: 店舗運営マネージャー が最終決定)
- BD 担当         — 新店・委託・POP-UP(Year 1: 小寺主導 → Year 3: 店舗運営マネージャー が運営側統括)
- 線下 MKT 担当   — 施策・体験設計(Year 1: 小寺と並走承認 → Year 3: 店舗運営マネージャー が判断)
- 人事総括       — 採用・育成・評価(共同設計・Year 1 から並列)
- 中国本社       — 戦略・商品(Year 1: 小寺窓口 → Year 3: 店舗運営側窓口は 店舗運営マネージャー)
関係相手
直属上司小寺(リテール総括)
配下東京 AM・大阪 AM・福岡 AM・開業 PJ 推進・育成 manager(5 役職・うち 3 役職は募集中)
横向協働MD・BD 担当・線下 MKT 担当・人事総括
対外中国本社(Ptmind・Starlink)・経営層(Leevis)(Year 1 は小寺経由・段階的に直接)

配下 5 役職のうち 3 役職(福岡 AM・開業 PJ・育成 m)が空席。Year 1 の重要な仕事は 自分のチームを作ること。


5・KPI・評価軸

Year 1(実行責任者として)

指標目標感
全店舗 年間売上既存目標達成(+ 新店天神立ち上げ)
全店 KPI 達成率(売上・客数・客単価・NPS)90% 以上
配下空席 3 役職の採用完了6-9 ヶ月以内
SOP 浸透率(既存 OS の運用)85% 以上
店舗プロジェクト完遂数年 3-5 件
配下育成数(AM 候補・店長候補)年で 2-3 名識別

Year 2-3(経営層候補として)

指標目標感
全店舗 年間売上2027 末 18-20 億円水準
全店 KPI 達成率95% 以上
店長充足率100%(白紙 + 育成型)
SOP 浸透率90% 以上
新店オープン成功率期日・予算遵守 100%
配下育成数半年 1-2 名・年 3-4 名輩出
店舗プロジェクト完遂数年 4-6 件
経営判断の独立度Year 2 で 50%、Year 3 で 90%

6・この役職特有の人物特質・重要度

業界経験・スキルとは別に求められる 特質すべてを満たす必要はない★★★★★ は必須、★★★★ は 強く歓迎、★★★ 以下は 入社後に伸ばせる領域。

v5 で 「将軍気質」「最終決断力」を ★★★★★ → ★★★★ に下げた。経営層候補なので、入社時点では経営者並みの決断力ではなく、3 年で身につける素地で十分。

特質重要度説明
プロジェクト推進力★★★★★0 → 1 の改革を構想し、配下を動かして全店浸透まで持っていく
数字で語る力★★★★★KPI・データ・BI で判断・発言・指示を出せる
資源統合力★★★★★横向部門の資源を組み合わせて店舗効益を引き出す
学習・進化志向★★★★★3 年で経営層に上がる前提・常に学び続けられる
主体性・自走力★★★★★配下が空席の状態で、自分でチームを作れる
将軍気質★★★★資源を組み合わせて戦場を勝たせる・部分最適ではなく全体最適(経験で深まる)
最終決断力★★★★自分の領域で判断する力(経営判断は 3 年で身につける)
Management 力★★★★30-50 名規模を動かした経験(5-8 店規模 OK)
戦略翻訳力★★★★経営層の方向・5 条原則を運営の具体動作に落とせる
横向協働力★★★★MD・BD・MKT・人事と並列で動く・但し店舗視点を譲らない
OS 設計力★★★標準・体系・SOP を 0 から作れる(入社後に伸ばせる)
柔軟性・適応力★★★中国本社のテンポ・朝令暮改への適応(経験で身につく)
耐圧・タフネス★★★創業期の不確実性・重大判断の連続(環境で鍛えられる)
聴く力★★配下・現場・横向の声を聞いて判断を更新できる(基本姿勢)

5 つの ★★★★★ が揃っていれば歓迎。それ以下は入社後に補完可能。


7・業務に必要な経験・スキル

v5 で 経験要件を緩和(10-15 店 → 5-8 店、5 年 → 4 年、コンサル / D2C 出身も明確に歓迎)。

必須

  • リテール・D2C・新業態いずれかでの 運営経験 4 年以上(5-8 店規模以上、または同等の責任範囲)
  • 配下マネジメント経験:3 名以上の中間層を動かした経験
  • 店舗プロジェクトの推進経験(施策・SOP・VMD・体験設計 等を 0 から全店浸透 or 複数店展開まで)
  • 横向部門との協働経験(商品・MKT・人事 等の他部門と動いた経験)
  • 数字で語る能力:Excel・BI・KPI 体系設計

歓迎

  • D2C ブランドでの経験(Allbirds・Warby Parker・Rothy’s・Aesop・Glossier 等の店舗統括経験)
  • 戦略コンサル + リテール実装の経験(BCG・McK・ベイン 等のアパレル / リテール PJ)
  • ベンチャー・スタートアップでの経営参与・幹部候補経験
  • 中国本社・海外法人との連携経験
  • 中国語(必須ではない・多文化耐性で代替可)
  • 新店オープン・新業態立ち上げ経験

求めないもの(v5 で明確化)

  • 即戦力 COO 経験は不要(むしろ「経営者経験完成済み」は VIVAIA との文化フィット悪い)
  • 大手アパレル統括役職 10 年以上の経験は不要(「業界では普通こうです」が出やすい)
  • 完成された組織での部長経験は不要(「整っていない方が面白い」と思える方を歓迎)

8・成長パス・3 年で経営層へ

VIVAIA は 数年で 30 億円超 に成長したスピード企業。 店舗運営マネージャー の成長パスも、それに見合う速度で進む ── 3 年で経営層

Year 1(入社〜12 ヶ月):実行責任者として全力

  • 店舗運営 OS・KPI 体系の運用習熟
  • 配下 5 役職のうち空席 3 つを採用(6-9 ヶ月以内)
  • 配下 5 役職の評価・1on1 で課題抽出
  • 店舗プロジェクト 3-5 件を完遂
  • 小寺と並走しながら、横向協働(MD・BD・MKT・人事)の場に出る
  • 中国本社・経営層との接続を「観察・学習」段階で経験
  • VJP 週会で店舗側代表として発言できるレベル

Year 2(12-24 ヶ月):経営判断の領域委譲

  • 商品配分・MKT 施策・店舗運営の意思決定を 領域別に独立化
  • 配下から AM 1 名・店長 2-3 名輩出
  • 関西・九州エリアの新規展開をリード
  • 店舗運営 OS が完成形に近づき・全店浸透
  • 小寺と「並走 → 共同 → 委譲」の関係性変化
  • 自身は 小寺の右腕 ポジション

Year 3(24-36 ヶ月):経営層入り

  • VIVAIA Japan 経営層 入り(リテール事業の経営者として独立)
  • 関東圏外への展開リード(中部・北海道等)
  • 中国本社・グローバル展開への直接接続
  • 店舗側の本社窓口を独立で担う
  • 業界での影響力獲得・自分の名前で次世代リテールを語る
  • 小寺は BD・全社戦略・グローバル接続へシフト

Year 4 以降:

  • VIVAIA グローバル経営層 候補
  • 中国出海ブランドのリテール戦略をリードする人物に
  • 業界カンファレンス・メディア露出を通じて、業界の代表的存在へ

9・関連リソース